周辺観光ガイド
飽くことなき自然を愉しむ
メルヘン街道沿いの詩情豊かな観光スポット
北八ヶ岳を横断するメルヘン街道(国道299号線)は、麦草峠を越えて、信州の東信地区と南信・諏訪湖を結ぶ山岳道路です。自然の中をぬうように走り、四季折々に姿を変える詩情豊かな観光スポットが点在します。
小鳥のさえずりを聴き、爽やかな緑の中を吹き抜ける心地よい風に、心癒やされてください。
白駒の池
白駒の池は八ヶ岳の広大な原生林の中にある、標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖。白駒の池の周りには樹齢数100年のコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、地上にはまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っています。
白駒の池の春は遅く、5月でも雪がみられ、可憐なピンクの花をつけるイワカガミが遅い春の訪れを知らせてくれます。ナナカマドが赤い実をつける晩秋まで、急俊な高山を登らなくても、気軽に高山植物や大自然の織りなす季節の移り変わりを見ることができます。
★当館から車で30分。
苔の森
白駒の池の入口に一歩足を踏み入れると、一面に広がる苔に目を奪われます。まるでジブリの世界がそこにあるような錯覚にとらわれる幻想的な世界が広がっています。ここは、485種類の苔が生息する「苔の森」です。
白駒の池の周辺には10ヵ所の苔の森がありますが、それぞれの森にはそれぞれ特徴があり、苔の種類にも違いがみられます。
御射鹿池
御射鹿池(みしゃかいけ)は、静まりかえった鏡のような湖面に映る新緑やカラ松の紅葉が名画そのままの幻想的な美しさを放っています。
東山魁夷画伯の名画「緑響く」の舞台となったことはご存じの通りですが、この作品がシャープAQUOSのCMに吉永小百合さんとともに使われたことで一躍有名になりました。
人工の溜池でりながらも、まるで、太古の昔から存在していたかのような存在感を放っています。
★当館から車で15分。
白樺林の群生地
北八ヶ岳の東麓に広がる自然豊かな八千穂高原には、約200haの敷地に50万本の白樺林が堂々と植生しており、その群生は「日本一」の名にふさわしい優美さです。
ここは、ツツジの群生地としても有名で、その時期には白樺とのコントラストに目を見張ります。
★当館から車で45分。
メルヘン街道~ビーナスライン~諏訪湖
北八ヶ岳を横断するメルヘン街道(国道299号線)は、茅野市湖東新井から南佐久郡佐久穂町畑を結ぶ、延長約38kmの山岳道路です。
途中、標高2,127mの麦草峠を越えるメルヘン街道は、日本で2番目に高い峠を越える国道です。白樺群生地、白駒の池、苔の森を通って、横谷温泉旅館のある蓼科中央高原を抜け、諏訪湖へ降ります。
11月中旬~4月下旬までの間、通行止めとなります。
蓼科高原から北八ヶ岳を横断し八千穂高原を通る美しい景観から、ドイツ・メルヘン街道にちなんで名付けられました。

7月~10月 白駒の池へは定期バス利用がおすすめです

白駒の池へ行かれる場合、7月中旬~10月は白駒の池の駐車場が混みあいます。白駒の池駐車場が満車の場合は、30分先の「小海リエックスホテル前駐車場」へ行かされますので、あらかじめマイカーを当館駐車場もしくは遊楽庵の駐車場(目の前が「横谷峡入り口バス停」)に置かれ、「横谷峡入り口バス停」から「白駒の池」まで麦草峠線の公共バスを使われますと便利です。
※麦草峠線バスが「白駒の池」まで運行するのは、4月中旬~10月中旬までの期間で、その他の時期は運行していません。メルヘン街道バスは「横谷観音入り口バス停」先の「緑山バス停」までとなり、白駒の池まで行くことはできません。
◆バス運賃◆
横谷峡入口⇔白駒の池(片道) 1,100円
横谷峡入口⇔JR茅野駅(片道) 820円
JR茅野駅 ⇔白駒の池(片道) 1,450円
※11月初旬~4月下旬までは運行していません